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eyes to me~ 私を見て
第28章 獣の求愛
「あ――真理!ちょっとこっち来て!」
「何だ?」
桃子が手招きすると、真理がやって来た。
真理と目が合うと、反射的に美名の頬はカッと熱くなる。
(へ、変な事を桃子が言うから――!)
桃子は上を指差すと、顎でしゃくってみせた。
「あの高い所にあるあの箱さ、取ってくれない?」
「ん――?なんだあれ」
「明日の朝食に使うホットサンドプレートだよ。
志村さんが最後の食事はど――してもそれにしたいんだって」
真理は目を輝かせる。
「なにぃっ!?俺もホットサンド大好きだぞ!」
「はいはい良かったね。だからさ、アレ取って明日使えるように出しておいて……
お二人さん頼むよ?」
桃子はそう言って去ろうとする。
「ど、何処へ行くのよ」
桃子は口元を歪ませ、にやりと笑った。
「ちょっと野暮用してくるから~!
真理にもチャンスあげてね?お姉ちゃん!」
「も、桃子ぉ!」
桃子は行ってしまい、厨房に真理と二人きりになる。
「何だ?」
桃子が手招きすると、真理がやって来た。
真理と目が合うと、反射的に美名の頬はカッと熱くなる。
(へ、変な事を桃子が言うから――!)
桃子は上を指差すと、顎でしゃくってみせた。
「あの高い所にあるあの箱さ、取ってくれない?」
「ん――?なんだあれ」
「明日の朝食に使うホットサンドプレートだよ。
志村さんが最後の食事はど――してもそれにしたいんだって」
真理は目を輝かせる。
「なにぃっ!?俺もホットサンド大好きだぞ!」
「はいはい良かったね。だからさ、アレ取って明日使えるように出しておいて……
お二人さん頼むよ?」
桃子はそう言って去ろうとする。
「ど、何処へ行くのよ」
桃子は口元を歪ませ、にやりと笑った。
「ちょっと野暮用してくるから~!
真理にもチャンスあげてね?お姉ちゃん!」
「も、桃子ぉ!」
桃子は行ってしまい、厨房に真理と二人きりになる。