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eyes to me~ 私を見て
第5章 溺れる歌姫

丈の短いネグリジェの裾がお尻が見える寸前まで捲れ上がっている。
下着を何も付けていない為、薄い生地からは身体が微かに透けて、綾波の情欲を強烈に煽った。
美名はまだ涙が込み上げて苦しい。
「泣くな……泣かれるとヤバいんだよ」
綾波は苦しげに顔を歪ませるが、きっと私の方が苦しいに決まってる――と美名は思う。
――貴方を見るだけで、思うだけで、全身が焼ける様に苦しい。
こんな風になった事はなかったのに。
全部綾波さんのせい……
少しは、貴方も苦しめばいい――
美名はそっぽを向く。
「美名」
名前を呼ばれて舞い上がるが、美名は知らぬ振りをした。
「そんなに泣いて……寂しかったのか」
「……」
意地を張ってダンマリを決める。
「俺に置いていかれた、て思ったのか?」
本当は、今すぐしがみつきたい。
でも、綾波の顔を見ずに口を結んで堪えていた。
ーー綾波さんも、少しは困ればいいんだわ……
下着を何も付けていない為、薄い生地からは身体が微かに透けて、綾波の情欲を強烈に煽った。
美名はまだ涙が込み上げて苦しい。
「泣くな……泣かれるとヤバいんだよ」
綾波は苦しげに顔を歪ませるが、きっと私の方が苦しいに決まってる――と美名は思う。
――貴方を見るだけで、思うだけで、全身が焼ける様に苦しい。
こんな風になった事はなかったのに。
全部綾波さんのせい……
少しは、貴方も苦しめばいい――
美名はそっぽを向く。
「美名」
名前を呼ばれて舞い上がるが、美名は知らぬ振りをした。
「そんなに泣いて……寂しかったのか」
「……」
意地を張ってダンマリを決める。
「俺に置いていかれた、て思ったのか?」
本当は、今すぐしがみつきたい。
でも、綾波の顔を見ずに口を結んで堪えていた。
ーー綾波さんも、少しは困ればいいんだわ……

