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eyes to me~ 私を見て
第30章 さよなら、愛しい獣
真理は息を吐き無理矢理切り換えて、美名の頬を軽く叩いておどけて言った。
「オイオイ……朝っぱらからど――した!?
桃子が飯作って待ってるぞ!とりあえず行こうぜ?」
美名を離して歩き出そうとすると、小さな手がシャツの裾を掴んでいる。
「……美名?」
振り返ると、潤んだ瞳で見上げる美名から目が離せなくなってしまった。
真理は、彼女の腕を掴み部屋に引き摺り込むと、布団に倒れ込む。
美名は自ら口付けながら、真理のシャツを捲り上げて行く。
もう、真理は自分を制御する事が出来なかった。
シャツを脱いで放ると、美名のワンピースの背中に手を廻しファスナーを降ろし、するりと脱がす。
薄桃色のブラとショーツだけが美名を隠していたが、美しい曲線は隠し切れずに真理を誘惑して猛らせた。
「美名……マジで、いいのかよ」
口から心臓が飛び出そうなのを堪えて、やっとの思いで問う。
「……抱いて……真理君」
美名は涙を流して懇願した。