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eyes to me~ 私を見て
第30章 さよなら、愛しい獣
「俺……久し振りだから……滅茶苦茶にするかも知れねえぜ?」
真理が低く呟くと、美名は頬を染めて小さく頷いた。
「……!」
その仕草に真理の胸の奥が締め付けられ、身体を今すぐにでも貪りたい欲を無理に押し込める。
「……て、オイ!マジか!分かってるのかお前?
俺のマグナムは巨大で強力だぞ?」
美名は目を点にして、プッと吹き出した。
「巨大で強力って……アハハ……
ロボットみたい……アハハ……
真理君ったら可笑しい……」
「ば――!お前!笑ってる場合じゃないぞ!本っ当ーにスゲエんだからな!泣いても知らねえぞ?」
「もう泣いてるから同じだよ」
「いや、そうじゃなくてさ!」
真っ赤になりながらも気遣ってくれる真理を、可愛いと思った。
シャツを脱いだ上半身の胸や肩は隆々として、腹の筋肉は形よく割れていて、見とれてしまう。