この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第30章 さよなら、愛しい獣
「隠さなくてもいいだろ?もう昨日見てるし」
「だ、だって……じっと見るでしょ?」
「当たり前だろそんなの」
真理は手を外そうと腕を掴む。
「やだっ……明るいし」
「それは、お前がこんな時間に誘うからなの!」
「うう……そうだけど」
真理は胸の前で組まれた美名の手の甲に慈しむ様にキスをした。
その瞳が優しくて、美名をドキリとさせる。
「参ったなあ。手でガッチリホールドされてるから……今は無理だな……じゃあ……ここは?」
「あっ――」
素早く太股を掴まれ、拡げられてしまう。
真理がゴクリと喉を鳴らすのが聞こえた。
「触るよ……」
「あ、ああっ」
大きな指がショーツの上からつつ、と蕾をなぞると、美名は甘い声を漏らす。
その声で、真理の身体はもっと熱くなってしまい、指の動きは次第に大胆に縦横無尽に美名を責めていく。