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eyes to me~ 私を見て
第30章 さよなら、愛しい獣



「隠さなくてもいいだろ?もう昨日見てるし」
「だ、だって……じっと見るでしょ?」
「当たり前だろそんなの」

 真理は手を外そうと腕を掴む。

「やだっ……明るいし」
「それは、お前がこんな時間に誘うからなの!」
「うう……そうだけど」

 真理は胸の前で組まれた美名の手の甲に慈しむ様にキスをした。
 その瞳が優しくて、美名をドキリとさせる。

「参ったなあ。手でガッチリホールドされてるから……今は無理だな……じゃあ……ここは?」
「あっ――」

 素早く太股を掴まれ、拡げられてしまう。
 真理がゴクリと喉を鳴らすのが聞こえた。

「触るよ……」
「あ、ああっ」

 大きな指がショーツの上からつつ、と蕾をなぞると、美名は甘い声を漏らす。
 その声で、真理の身体はもっと熱くなってしまい、指の動きは次第に大胆に縦横無尽に美名を責めていく。


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