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eyes to me~ 私を見て
第32章 新しい恋と、忘れられない恋と
ウサギは美名に倒れかかって来た。
美名は慌てて受け止めて思わず叫ぶ。
「ば……バニっぴー!帰ってきてくれたの?……て、そんな訳ないよね……」
玄関の入り口には箱と紙袋が幾つか置いてあったが、人の姿はない。
美名はバニッぴーを抱いて辺りを見回したが誰も居なかった。
袋の中を見ると、美名が綾波のマンションに置いてきた服や化粧品が入っている。
「あの……
誰か居ませんか?
運んできてくれた方……」
美名はハッとする。
残り香がするからだ。
この香りは……
「綾波さ……ん?」
胸がけたたましく鳴り出した。
美名は慌てて受け止めて思わず叫ぶ。
「ば……バニっぴー!帰ってきてくれたの?……て、そんな訳ないよね……」
玄関の入り口には箱と紙袋が幾つか置いてあったが、人の姿はない。
美名はバニッぴーを抱いて辺りを見回したが誰も居なかった。
袋の中を見ると、美名が綾波のマンションに置いてきた服や化粧品が入っている。
「あの……
誰か居ませんか?
運んできてくれた方……」
美名はハッとする。
残り香がするからだ。
この香りは……
「綾波さ……ん?」
胸がけたたましく鳴り出した。