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eyes to me~ 私を見て
第33章 新生princess&junky



 昨夜は真理と由清は志村と飲んでそのまま泊まったらしい。
 寂しい一夜だったが、仕方がない事だ。
 今夜は一緒に居られる筈……
 なのに、溜め息がさっきから止まらないのは、もうすぐ綾波が迎えにやって来るからだ。
 仕事の時には意外なまでに普通に接する事が出来ていた。
 忙し過ぎて、グズグズと悩む暇がない、というのもある。
 今は仕事が入っているのが有り難かった。
 そうでなければきっと毎日泣いて暮らしている。

「……おかしくないかな?髪……結んだ方がいいのかな……」

 鏡の前で長い巻き毛を手に取りパサリと揺らす。

(剛さんは……この髪を気に入ってよく触ってくれていた……)

 長い指が髪を掬い取り、形の良い唇で口づける仕草はまるで姫に仕える騎士の様だった。

「剛さん……」

 思わず呟いた時、ドアチャイムが鳴った。

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