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eyes to me~ 私を見て
第33章 新生princess&junky
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「真理と由清は志村さんと一緒だったな」
運転する横顔に見とれて、返事が遅れる。
「は、はい!」
いつもなら運転手の田仲なのだが、今日は綾波の運転で緊張してしていた。
しかも、当然の様に助手席に座らされて、すぐ隣に気配を感じてドキドキする。
(こんなの、聞いてない……心の準備も何もないまま、車内に二人きり……)
何を話していいか分からないし、かといって黙ったままも気詰まりで、ソワソワした。
「落ち着きがないな……どうした」
「!……えっと……それは」
綾波の視線を感じる。
自分の呼吸の音が煩く感じる位に車内がしんとしていた。
ーー胸が鳴っているのを気付かれたくない……
思わず顔をプイと背けてしまった。
(このまま黙っていたら不自然だし……何か言わなきゃ……)
必死に考えていたら、いつの間にか車が路肩に停められていた。
「真理と由清は志村さんと一緒だったな」
運転する横顔に見とれて、返事が遅れる。
「は、はい!」
いつもなら運転手の田仲なのだが、今日は綾波の運転で緊張してしていた。
しかも、当然の様に助手席に座らされて、すぐ隣に気配を感じてドキドキする。
(こんなの、聞いてない……心の準備も何もないまま、車内に二人きり……)
何を話していいか分からないし、かといって黙ったままも気詰まりで、ソワソワした。
「落ち着きがないな……どうした」
「!……えっと……それは」
綾波の視線を感じる。
自分の呼吸の音が煩く感じる位に車内がしんとしていた。
ーー胸が鳴っているのを気付かれたくない……
思わず顔をプイと背けてしまった。
(このまま黙っていたら不自然だし……何か言わなきゃ……)
必死に考えていたら、いつの間にか車が路肩に停められていた。