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eyes to me~ 私を見て
第33章 新生princess&junky
「pockin'onに載る、て事はミュージシャンとしてひとつのステイタスだからね!
新人特集のトップに4ページぶち抜き!
そのうち2ページは見開きのグラビアよ!
皆、いい顔で載りましょうね~」
「いい顔って……こんな風に?」
由清は、流石ホストで鍛えた王子スマイルを見せる。
「ん――!そうそう!素敵よ――!チューしたくなっちゃう!」
「いや……そ、それは」
由清は後ずさった。
「うわ――俺写真撮られんの苦手だわ」
「真理君、格好いいから大丈夫だよ」
「美名も……可愛いからそのまんまでオッケーだぞ!……ま、まさか……カメラマン……脱げ! とか要求して来ないだろうな!?」
「もう!そんなのある訳ないじゃない!
そういう本じゃないし!」
「いやでも……美名を見てる内にムラムラ~っとなって……」
「も~!何ですぐにそういう発想になるのよ!」
真理と言い合いながら、綾波の視線を感じてチクリとする。