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eyes to me~ 私を見て
第33章 新生princess&junky
真理が髪を乱して、突き上げながら苦しげに顔を歪めて叫ぶ。
「好きだ……好きだ美名っ……」
「あ……っんっ……私……も好き……だよ」
「――ウソだろ!」
「!」
「分かってるんだ……俺に抱かれた後、いつも一人で泣いてるのを……
綾波の名前を呼んで泣いてるのを……っ」
「――!」
「畜生……っ」
「あああっ……」
真理の体が激しく痙攣し、身体を預けてきた瞬間、熱くて切ない欲望の果てが流れ込んで来た。
呆然とそれを受け止める美名の頬に、涙が落ちた。
真理の涙……
「…………ごめん……美名」
真理は小さく呟くと、乱れてしまった美名の髪を直し、自分が吐き出した精を綺麗に優しく拭き取り、服も直してくれた。
頬にそっと真理の大きな掌が触れる。
「……他の奴を好きでもいいって、言ったのは俺なのにな」
「真理く……」