この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第34章 蕀(いばら)を踏みしめる歌姫




 二人でいた頃には、散々甘くくすぐったい言葉を毎日囁かれていたけど、ずっとギクシャクしていた綾波の口から、そんな事を言われるとは思わなくて……
 多分深い意味は無いのだろうけど、激しくときめいてしまう。

(今日の綾波さんは、雰囲気が違う、というか付き合っていた時みたいな……)
 危うく勘違いしてしまいそうになる。

「あの……綾波さん」

 勇気を出して切り出す。

「うん?」
「……綾波さんの、ピアノ、聞きたいです」
「……お安い御用だ」

 優しく笑って、優雅な仕草で蓋を開けて長い指を低音から高音まで素早く滑らせると、鮮やかな音が生まれた。
 途端に美名の目は、身体ごとその姿に吸い寄せられる。
 そんな中、堺はまだフラッシュを焚いていた。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ