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eyes to me~ 私を見て
第6章 獣の戸惑い
「……ちょっと待て」
綾波は、頬を赤くして目を潤ませる美名から離れ、スマホを取る。
『綾波く~ん?私よ!わ、た、し!』
「……新手の振り込み詐欺か何かですか」
『うふふっ。綾波君にはお金を振り込んで貰うより、私の相手をお願いしたいわあ~』
「冗談はさておき、何のご用件です?志村さん」
電話して来たのは志村賢一(しむら けんいち)。
音楽業界きっての名プロデューサーだ。
若い頃は日本を代表する人気アイドルだった男だが、今では自分の本性丸出しのオネェプロデューサーだ。
だが、彼にプロデュースされて売れなかった歌手は居ない位、その手腕は凄い。
綾波は、頬を赤くして目を潤ませる美名から離れ、スマホを取る。
『綾波く~ん?私よ!わ、た、し!』
「……新手の振り込み詐欺か何かですか」
『うふふっ。綾波君にはお金を振り込んで貰うより、私の相手をお願いしたいわあ~』
「冗談はさておき、何のご用件です?志村さん」
電話して来たのは志村賢一(しむら けんいち)。
音楽業界きっての名プロデューサーだ。
若い頃は日本を代表する人気アイドルだった男だが、今では自分の本性丸出しのオネェプロデューサーだ。
だが、彼にプロデュースされて売れなかった歌手は居ない位、その手腕は凄い。