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eyes to me~ 私を見て
第6章 獣の戸惑い
『んもう、相変わらず素っ気ない男ね!
ほら、アレよアレ!ダイヤモンドの原石は見つかったの?』
綾波は美名をちらりと盗み見た。
美名は、まるで親の仇を打つような真剣な顔で、姿見を振り返りながら背中のボタンと格闘している。
「そうですね……まあ、見つけましたよ」
『あらっ!その声の感じだと相当なお気に入りね?男?女?……女でしょ~綾波君もスケベねえ~』
綾波は咳払いする。
『Dream adventureのクレッシェンドに次ぐ看板ミュージシャンに私が仕立ててあげるわよっ!近い内に会わせてね?
……ああ、楽しみだわあ~!綾波君を骨抜きにした女がどんな子なのか……ワクワク!ワクワク!』
「別に……骨抜きになんてされてませんよ」
『い――え!わかるわよ私には!ふふふ』
「その件に関してはもう少し固めてから連絡します。じゃあ」
永遠にからかわれそうな予感がしたので速攻で通話を終了した。
どうせ会う時には盛大に冷やかされるのだ。
ほら、アレよアレ!ダイヤモンドの原石は見つかったの?』
綾波は美名をちらりと盗み見た。
美名は、まるで親の仇を打つような真剣な顔で、姿見を振り返りながら背中のボタンと格闘している。
「そうですね……まあ、見つけましたよ」
『あらっ!その声の感じだと相当なお気に入りね?男?女?……女でしょ~綾波君もスケベねえ~』
綾波は咳払いする。
『Dream adventureのクレッシェンドに次ぐ看板ミュージシャンに私が仕立ててあげるわよっ!近い内に会わせてね?
……ああ、楽しみだわあ~!綾波君を骨抜きにした女がどんな子なのか……ワクワク!ワクワク!』
「別に……骨抜きになんてされてませんよ」
『い――え!わかるわよ私には!ふふふ』
「その件に関してはもう少し固めてから連絡します。じゃあ」
永遠にからかわれそうな予感がしたので速攻で通話を終了した。
どうせ会う時には盛大に冷やかされるのだ。