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eyes to me~ 私を見て
第35章 ガラクタと歌姫と
**
目覚めた時、暗闇の中にぽっかりと金色の月が見えた。
カーテンの隙間から見下ろされているようだと思った。
「……綺麗」
「お前もな」
「!」
呟きに返事をされて驚いたが、自分が綾波の腕の中に包まれたままの事に更に驚愕する。
「あ、あああ」
「よく眠れたようだな」
額をコツンと軽く叩かれた。
美名は脱がされたままの状態で、綾波もやはりトランクスだけの姿だった。
(私は、綾波さんに大嫌いと大好きを宣言して、綾波さんは私に……)
思い出して、頬が熱くなる。
(あれは……現実なの?)
目の前にある頬をギュッとつねると、綾波は顔をしかめた。
「おい……まだ攻撃し足りないのか」
「い、痛いの?」
「阿呆っ!痛いに決まってるだろうが」
目覚めた時、暗闇の中にぽっかりと金色の月が見えた。
カーテンの隙間から見下ろされているようだと思った。
「……綺麗」
「お前もな」
「!」
呟きに返事をされて驚いたが、自分が綾波の腕の中に包まれたままの事に更に驚愕する。
「あ、あああ」
「よく眠れたようだな」
額をコツンと軽く叩かれた。
美名は脱がされたままの状態で、綾波もやはりトランクスだけの姿だった。
(私は、綾波さんに大嫌いと大好きを宣言して、綾波さんは私に……)
思い出して、頬が熱くなる。
(あれは……現実なの?)
目の前にある頬をギュッとつねると、綾波は顔をしかめた。
「おい……まだ攻撃し足りないのか」
「い、痛いの?」
「阿呆っ!痛いに決まってるだろうが」