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eyes to me~ 私を見て
第6章 獣の戸惑い
「綾波さん、出来ました!」

 美名がボタンを自分で嵌めたらしく、得意気になってくるりと回って見せるが、よろけてしまう。
 素早く身体を支えると、照れ臭そうに舌を出した。

 ――骨抜きか……
 そうなのかも知れない。

「よく自分で出来たな。よしよし」

 頭を撫でてやると、美名は膨れた。

「小さな子供みたいに扱わないで下さい」
「じゃあ、大人の女の扱いをしてやるか?」
「えっ……」

 綾波は美名を抱き上げるとベッドに運ぶ。

「綾波さ……」

 美名を横たえると、ワンピースの背中に手を回してボタンを外していく。

「せっかく嵌めたのに」

 美名が目を剥くが、首筋にキスをすると甘い声を漏らした。

「……後で着せてやる」

 ボタンを全部外して、一気に脱がす。


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