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eyes to me~ 私を見て
第37章 ミッション・イン・ポッシブル


「ったく……俺は……いい加減にしろ……っ」

 ギュッと唇を結び、拳を握り顔を殴った。
 鈍い痛みと共に口の中に鉄の味が広がる。

(……徹夜で曲作りをして疲れているのに、無茶苦茶に何度も抱いてしまった……
 もう、本当に休ませてやらなければ……)

 下着や部屋着をクローゼットから出してみるが、美名の着る物……
 透けていたり面積が小さな物ばかりで、綾波は苦笑する。

「桃子め……よくもこう……エロい物ばかり作って寄越したものだな」

 どれもこれも眺めているだけでその気になりそうな代物ばかりだ。

「やれやれ……今は、ムラついたらまずいんだよ……」

 結局自分のパジャマを着せてやり、ボタンを留め終える。

「はあ……何だか、どっと疲れたな……」

 冷蔵庫にある美名が食べる物を出しては確認した。
 起きたら、美名の好きなミルクティーを淹れてやろう……
 それからレアチーズケーキ……
 "太っちゃうよ"と気にしていたが、寧ろもう少し丸みがあった方がより俺の好みだ。


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