この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第37章 ミッション・イン・ポッシブル
「ったく……俺は……いい加減にしろ……っ」
ギュッと唇を結び、拳を握り顔を殴った。
鈍い痛みと共に口の中に鉄の味が広がる。
(……徹夜で曲作りをして疲れているのに、無茶苦茶に何度も抱いてしまった……
もう、本当に休ませてやらなければ……)
下着や部屋着をクローゼットから出してみるが、美名の着る物……
透けていたり面積が小さな物ばかりで、綾波は苦笑する。
「桃子め……よくもこう……エロい物ばかり作って寄越したものだな」
どれもこれも眺めているだけでその気になりそうな代物ばかりだ。
「やれやれ……今は、ムラついたらまずいんだよ……」
結局自分のパジャマを着せてやり、ボタンを留め終える。
「はあ……何だか、どっと疲れたな……」
冷蔵庫にある美名が食べる物を出しては確認した。
起きたら、美名の好きなミルクティーを淹れてやろう……
それからレアチーズケーキ……
"太っちゃうよ"と気にしていたが、寧ろもう少し丸みがあった方がより俺の好みだ。