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eyes to me~ 私を見て
第7章 恋い焦がれる獣
 ゆっくりとベッドへ倒して、自分のネクタイを外す。
 美名は潤んだ目で見詰め、捲れあがった裾を直した。

 (――どうせすぐに脱がすのに。可愛い――)

 頬にキスすると、美名は強い力で綾波の耳を引っ張った。

「――いてえ!」

 いくら屈強な綾波でも不意打ちは流石に敵わない。
 呆気に取られていると美名が抱き着いてきた。

「ご、ごめんなさい!だって始まったらもう話すタイミングがないと思って……痛かった、よね?」
「痛かった痛かった。このお仕置きはきっちりするからな……
 思いきり気持ち良くさせて貰おうか……ん?」

 美名にのしかかり裾から手を差し入れると、彼女は脚をバタバタさせて抵抗する。

「待って……!私、帰らなくちゃ……」
「何処へ帰るんだ」
「自分のアパートに戻って、バイトに行かなきゃならないの」

 綾波は、美名の鼻をつまみ、黙らせた。

「んがっ」
「おい。俺はお前をスカウトしたんだぞ。意味がわかってるか?もうバイトなんぞ行かなくていい」
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