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eyes to me~ 私を見て
第40章 桃子、舞踏会へ
「どんなお兄さんなの?マイカちゃん美人だからお兄さんもイケメンかな?」
桃子は翔大の事を思い浮かべていた。
(どうせお兄さんにするなら……腹黒でスケベな綾波よりも優しい翔大が良かったのに……
あんな事になったから、もうそれは無理なのはわかるけど……)
でも、この間テレビに出ていた翔大は以前と何処か様子が違っているような気がして心配になった。
演奏も、プリキーを明らかに真似ていたし……
まあ、翔大は元々プリキーのメンバーだったのだからある程度似るのは無理もないが……
マイカは顔をしかめて手をヒラヒラさせた。
「そんないいもんじゃないわよ!
中学から似合わない金髪にしてぐれてさ、挙げ句の果てにピン芸人になるって言って家を出てったロクデナシよ?もう帰ってこなくていいし!」
「ふうん……なんかスゴいね」