この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第40章 桃子、舞踏会へ
マイカの目が驚愕に見開いた。
「お、おお――!これはっ!まさかの"スナイパー朝倉龍二"!
ギャアアアア!スゴいっ」
「ね?ね!スゴいのが出たと思わないっ?
シークレットよシークレット!」
「うわあ――ん!朝倉ガッゴエエ――!
あの台詞しびれるよね、ほら、あれ!三巻でヒロインに言った」
二人はお互いを指差しあい、同時に叫んだ。
『油断すると、俺にハートを撃ち抜かれるぜ、子ウサギちゃん?』
「キャ――!」
「朝倉――!」
手を取り合いはしゃぐ二人の前に、パールホワイトのリムジンが停まり、ドアが開いた。