この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第40章 桃子、舞踏会へ
「も――!真理ったらどういう意味よっ!
お姉ちゃんにフラれて傷心だろうから慰めてあげようと思ってたのに――!き――っ」
桃子は両手で真理の首をしめ上げた。
「ぐほっ……ぐえっ……こ、殺す気か――っ」
「桃子ちゃん、デリカシーの無い真理はもっとしめてもいいよ?
……桃子ちゃんもマイカちゃんも素敵なレディだよ。
二人が眩しすぎて照れてるんだよな?なあ真理?」
「アンソニー!さっすが元ホスト――!
女の子を気持ち良くツボを熟知してるう!
……真理も見習いなさいよねっ!ふんっ」
「ぐごおっ」
桃子が止めの頭突きをかますと真理は白眼を剥いた。