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eyes to me~ 私を見て
第41章 歌姫、舞踏会で歌う


 綾波の切れ長の瞳が妖しく光る。

「おい……この程度でそんな声を聴かせてくるのか……?」

 長くしなやかな指は、ドレスの衣擦れの音をさせながら太股を行き交う。
 指が動く度に、美名の唇や身体が微かに震えた。

「あ……っ……だって」

 右手は脚を愛して、左手が胸元に伸びる。
 美名は身体を強張らせた。

「や……ダメっ……」

 ドレスの上から人差し指と親指を僅かに動かして敏感な箇所を直ぐに探しあて、一瞬力を込めて押す。

「ああっ」

 弾力で指が押し戻され、その感触に綾波は思わずゴクリと喉を鳴らした。

「美名……っ」
「んんっ」

 綾波は、堪らず胸元に顔を埋めて、右手の動きを活発にする。
 太股を撫でていた指が、下着に触れると弾かれた様に美名が仰け反った。



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