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eyes to me~ 私を見て
第42章 愛欲の塔で
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ポツポツと落ちる点滴と、鼾をかいて眠る大室を交互に見ながら志村は欠伸をした。
何も症状はないが、急に無呼吸になるという事は何かしらの疾患がある場合もあるから、という事で念の為に検査入院する事になった。
スマホが光っているのに気づき、志村は声を落として出る。
「もしもし……?」
相手が分かると、志村は頬を緩めた。
「あらまあっ!堺さん~!わざわざお電話してくれるなんてっ!
ええ、大丈夫よ?多分ね。
大室も不摂生が祟ったんじゃないかしら?たまには良いクスリよ~ホホホ」
次に耳に飛び込んできた堺の言葉に、志村の笑顔が凍り付く。
「綾波君が――!?一体何故そんなっ」
ポツポツと落ちる点滴と、鼾をかいて眠る大室を交互に見ながら志村は欠伸をした。
何も症状はないが、急に無呼吸になるという事は何かしらの疾患がある場合もあるから、という事で念の為に検査入院する事になった。
スマホが光っているのに気づき、志村は声を落として出る。
「もしもし……?」
相手が分かると、志村は頬を緩めた。
「あらまあっ!堺さん~!わざわざお電話してくれるなんてっ!
ええ、大丈夫よ?多分ね。
大室も不摂生が祟ったんじゃないかしら?たまには良いクスリよ~ホホホ」
次に耳に飛び込んできた堺の言葉に、志村の笑顔が凍り付く。
「綾波君が――!?一体何故そんなっ」