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eyes to me~ 私を見て
第8章 溺愛の獣
「亮介君……みっちゃん!止めなさいよ!」
美名がふたりに声をかけた。
「ほっとけ。今に収まるさ」
――俺には名前呼びが出来ない癖に、あいつらはいきなり親しげに呼んでるじゃないか。
内心イラつきながら綾波は冷蔵庫に氷を取りに行く。
「止めなさい――!バタバタして近所迷惑でしょう――!」
美名の叱る声がしたと思うと、バタンと大きな音がした。
「なんだ?今の音は」
リビングの床に、三人がもつれ合って倒れていた。
亮介が下になり、仰向けになった美名を抱き抱えて、その美名の上に三広が覆い被さる体勢になっている。
亮介の手が美名の胸の辺りにあり、三広の顔が美名のすぐ上にある。
まるでキスをしている様にも見えた。
綾波は、全身がカッとなり、三広をひっぺがして美名を抱き起こした。
美名がふたりに声をかけた。
「ほっとけ。今に収まるさ」
――俺には名前呼びが出来ない癖に、あいつらはいきなり親しげに呼んでるじゃないか。
内心イラつきながら綾波は冷蔵庫に氷を取りに行く。
「止めなさい――!バタバタして近所迷惑でしょう――!」
美名の叱る声がしたと思うと、バタンと大きな音がした。
「なんだ?今の音は」
リビングの床に、三人がもつれ合って倒れていた。
亮介が下になり、仰向けになった美名を抱き抱えて、その美名の上に三広が覆い被さる体勢になっている。
亮介の手が美名の胸の辺りにあり、三広の顔が美名のすぐ上にある。
まるでキスをしている様にも見えた。
綾波は、全身がカッとなり、三広をひっぺがして美名を抱き起こした。