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eyes to me~ 私を見て
第8章 溺愛の獣
「お前ら……ふざけるのもいい加減にしろ」
綾波は、美名を抱き締めたままふたりを睨んだ。
「違うの!間に私が無理矢理入ったから、こうなっちゃって……」
「ご、ごめんね美名ちゃん!」
「本当ゴメン!」
三広と亮介が真っ赤になって頭を下げる。
「ううん……私もごめんね?危ないと思って止めに入っちゃったけど、夫婦喧嘩は犬も食わないって言うもんね!余計なお世話しちゃってゴメン」
「て、夫婦違うよ――!」
三広が喚いた。
「あれ?三広君、おでこ擦りむいてるよ?綾波さん、救急箱は?あ、あそこにあった!」
美名は腕をすり抜けると救急箱を取りに行く。
亮介と三広が美名をまたうっとりと目で追っていた。
「身体、柔らかかったなあ……」
「うん……スッゲーいい香した……」
ふたりがボソリと呟くのを聞いた時、綾波は拳を強く握りしめた。
綾波は、美名を抱き締めたままふたりを睨んだ。
「違うの!間に私が無理矢理入ったから、こうなっちゃって……」
「ご、ごめんね美名ちゃん!」
「本当ゴメン!」
三広と亮介が真っ赤になって頭を下げる。
「ううん……私もごめんね?危ないと思って止めに入っちゃったけど、夫婦喧嘩は犬も食わないって言うもんね!余計なお世話しちゃってゴメン」
「て、夫婦違うよ――!」
三広が喚いた。
「あれ?三広君、おでこ擦りむいてるよ?綾波さん、救急箱は?あ、あそこにあった!」
美名は腕をすり抜けると救急箱を取りに行く。
亮介と三広が美名をまたうっとりと目で追っていた。
「身体、柔らかかったなあ……」
「うん……スッゲーいい香した……」
ふたりがボソリと呟くのを聞いた時、綾波は拳を強く握りしめた。