この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第8章 溺愛の獣
「綾波さんっ?何してるの――!」

 美名が救急箱を落とした。
 綾波が両手で亮介と三広の胸ぐらをそれぞれ掴んでいる。

「綾ちゃ……ん?」

 ふたりが青ざめているのに気がつき、綾波は我にかえり手を離す。
 美名が不審な目で見つめていた。
 綾波の全身が脈を打って熱くなっている。

 (一体どうなってるんだこれは……)

 深呼吸して落ち着こうとした時、亮介が手を叩いてとぼけた声を出した。

「あ――!三広、そういや野村と曲作りの打ち合わせの約束だったな!」
「えっ?」
「今度は、美名ちゃんのデビューが決まったら改めてお祝いしようね?じゃあ、綾ちゃんまたね!」

 キョトンとする三広の尻をバシバシ叩き、玄関に追い立てる様にしながら明るく言ってドアを閉めた。




/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ