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eyes to me~ 私を見て
第8章 溺愛の獣
「楽しいお兄さん達ですね。芸能人て、もっと気取った感じなのかと思ってたからビックリした……」
美名は、ふたりが散らかしたままの缶やら食器を片付け始めようとするが、綾波が後ろから抱きすくめる。
「綾波さん……?」
「洗い物なんてやったら手が荒れる」
「え、ええ?」
「そのまま置いとけ。俺がやっておく」
「でも」
「いいから」
腕から逃れようと美名がじたばたする。
「綾波さん……相当飲んだ?」
「飲んでないぞ」
「嘘ばっかり……目が据わってます」
美名の目が、下から彼を覗き込む。
ワンピースの胸元から膨らみが見えている事には気付いていないようだ。
美名は、ふたりが散らかしたままの缶やら食器を片付け始めようとするが、綾波が後ろから抱きすくめる。
「綾波さん……?」
「洗い物なんてやったら手が荒れる」
「え、ええ?」
「そのまま置いとけ。俺がやっておく」
「でも」
「いいから」
腕から逃れようと美名がじたばたする。
「綾波さん……相当飲んだ?」
「飲んでないぞ」
「嘘ばっかり……目が据わってます」
美名の目が、下から彼を覗き込む。
ワンピースの胸元から膨らみが見えている事には気付いていないようだ。