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フルカラーの愛で縛って
第5章 炎
「ひゃっ…あ! はっ、…んぁあ、やっ、あっ、だ、め! い、っちゃ、…あ!」

3本の蛇が、詩織の蜜壺の中へ頭から突っ込み、その濡れた粘膜に頬を擦り付けるように奥の泉へと身体をくねらせた。
その愉悦にまみれた苦しさに眉を寄せる詩織の赤い唇にも、別の蛇が近づいている。
首筋を優しく愛撫するように細い胴体をまきつけて、赤い舌をちろちろと出しながら、詩織の喉奥を狙うと、彼女の嬌声を合図に口の中に潜り込む。

「や、んぁあ! ……いっ、ちゃ、……んっ、ぐ、ぅ、…ふっ!!」

咽頭を塞がれて苦しくなる程に、行き場を無くす性感が詩織の身体の中を焼き、茂みの奥の秘所をじっとりと濡らしていく。
いつのまにか脚の間で襞を穿つ蛇の動きは早くなり、詩織の子宮の中に獲物でもいるかのように、何度も最奥を激しく叩き、こねて、かき混ぜている。その痛いほどの刺激さえ、蛇の毒が身体に回った詩織には甘い悦獄にしか変換されない。
がくがくと震えていた腰と足が、時折ぐっと伸ばされては弛緩し、そのリズムが、徐々に早まっていく。

「んんっ、…ぐっ、……ん!!」

涙が滲む詩織の目尻に細い蛇がやってきて、その塩辛い液体をぺろりと赤い舌で舐めた。
その蛇は耳穴へ移動すると、耳の穴の中まで舐めて遊び、耳朶に噛み付いていた蛇までも、耳の付け根を舐めたり甘咬みしたりと動きを変え始める。

太い蛇が詩織の胸を強く寄せては揉みしだき、胸元の苺のような突起に他の蛇と競うように噛み付き、歯を立て、身体を揺らす。蛇が身体をくねらせて乳首を引っ張る度に、茂みの中の赤い突起に噛み付く蛇と動きが連動し、詩織の身体がびくびくと震えた。

「ふっ…う、ぐ…んっ……!!」

もう、これ以上、耐えていられない。
詩織が強く目を閉じた瞬間、臀部の割れ目を鼻先でかきわけながら、一際太い蛇が禁門の蕾を舌先で舐めた。菊口の感触に、思わずゾクリと重い熱が腰に溜まり、電流が走ったように詩織の身体が大きく爆(は)ぜた。
強く貫くような快感に突き上げられて、顎を逸らして腰をがくがくと振りながら、詩織は悦に悶え達した。
だが、その身体から蛇は離れることはなく、それどころか、絶頂で溢れだした詩織の甘い蜜を求めるように、より一層、強く彼女の身体を締め付け、潜り込み、責め始める。

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