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フルカラーの愛で縛って
第6章 命
仕事を終えて、シンとした家に戻る。
部屋の中は、5日前に家を出た時と何も変わりは無かった。
この3日間が嘘のようだ。
ただ、部屋に篭った熱気だけが、時間の経過を詩織に感じさせていた。
それでも、あの男がBARに尋ねてくる前と、世界は、何も変わっていないように思えた。

月曜の夜だ。
詩織はエアコンをつけた部屋で、ベッドに座り、電気もつけずスマートフォンの画面を見つめていた。
暗がりの中、小さなディスプレイの灯りだけが彼女の顔を、ぼんやりと照らしている。
1年半前、あの男の家を逃げ出してから、詩織はメールアドレスを変えていた。
今日が月曜であっても、当然、男からのメールは来なかった。



















槙野征ニが死んだのは、それから1週間後のことだった。












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