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フルカラーの愛で縛って
第6章 命
カリ首まで入れば、後は狭く潤んだ襞を味わいながら、じっくり埋めるだけだ。
触れ合う太腿が、しっとりと火照り、情を交わしていることを改めて感じさせる。
根元まで熱い襞の中へ収めると、庵原は動きを一度止めて、鼻が触れるほどの距離で詩織の瞳を見つめた。
左腕だけ肘をつき、その手で髪を撫でながら、隠された何かを暴くように瞳を覗きこむ。
「庵原さん……」
沈黙に耐えかねて、視線を逸らしながら呟いた詩織が、無意識に庵原の熱棒を締め付ける。
顔を逸らしかけた彼女の頬を掌で支えて、庵原が瞳を覗き込み、唇を開いた。
「名前、呼んで」
「……ぁ」
「詩織」
根元から先端までを誘うように粘膜に絞りこまれ、庵原の眉が微かに歪む。
それでも目を離さないまま、腰を抉るように密着させて、唇をついばむ。
「はっ…、ん」
焦らすような庵原の動きに、詩織の表情がゆるりと甘さを増した。
「詩織」
至近距離で表情を見つめたまま、もう一度だけ、名前を呼ぶ。
彼女の目が迷いを秘めて揺れるのに気付くが、ここで逃すつもりは無かった。
腰の動きを止めて、真剣に見つめてくる庵原に、詩織の顔が仄かに赤らんだ。
「誠司…」
消えてしまいそうな小さな声で、詩織が唇を震わせる。
その言葉に小さく微笑み、庵原は詩織の右耳に唇を寄せた。
「んっ…」
自然と角度が変わる内壁の熱に、詩織が鼻を鳴らす。
その柔らかな体を両腕で一度、しっかりと抱きしめて、耳朶に口付けてから、庵原は上体を起こした。
触れ合う太腿が、しっとりと火照り、情を交わしていることを改めて感じさせる。
根元まで熱い襞の中へ収めると、庵原は動きを一度止めて、鼻が触れるほどの距離で詩織の瞳を見つめた。
左腕だけ肘をつき、その手で髪を撫でながら、隠された何かを暴くように瞳を覗きこむ。
「庵原さん……」
沈黙に耐えかねて、視線を逸らしながら呟いた詩織が、無意識に庵原の熱棒を締め付ける。
顔を逸らしかけた彼女の頬を掌で支えて、庵原が瞳を覗き込み、唇を開いた。
「名前、呼んで」
「……ぁ」
「詩織」
根元から先端までを誘うように粘膜に絞りこまれ、庵原の眉が微かに歪む。
それでも目を離さないまま、腰を抉るように密着させて、唇をついばむ。
「はっ…、ん」
焦らすような庵原の動きに、詩織の表情がゆるりと甘さを増した。
「詩織」
至近距離で表情を見つめたまま、もう一度だけ、名前を呼ぶ。
彼女の目が迷いを秘めて揺れるのに気付くが、ここで逃すつもりは無かった。
腰の動きを止めて、真剣に見つめてくる庵原に、詩織の顔が仄かに赤らんだ。
「誠司…」
消えてしまいそうな小さな声で、詩織が唇を震わせる。
その言葉に小さく微笑み、庵原は詩織の右耳に唇を寄せた。
「んっ…」
自然と角度が変わる内壁の熱に、詩織が鼻を鳴らす。
その柔らかな体を両腕で一度、しっかりと抱きしめて、耳朶に口付けてから、庵原は上体を起こした。