この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
フルカラーの愛で縛って
第1章 檻


檻の看守を見送って、詩織は束の間の休憩を与えられる。
もうポーズを崩していい。少し身体を動かさないと、次の15分が苦痛になる。
通常のアートモデルならば、休憩になるとバスローブ等を着て退室すれば良いが、この家では槙野がルールブックだ。
彼は1度描き始めたら、全てが終わるまで、彼女の肌が何かに覆われるのを嫌う。
自分が布や液体をかけるのは構わないが、彼女が自ら身に纏う行為は禁止事項だ。


全てが、終わるまで。













「……」

心臓の鼓動が早くなっているような気がする。

詩織は暫く微動だにせず、気持ちを整えようとしていた。

(見ちゃだめ)

見ることは、彼の言葉に屈服することを意味している。

(見る必要なんて無い)
(見ても良いことなんて無かったでしょ)
(濡れてるはず無い)
(あの男の、汚い嘘)
(見たら後悔する)
(あの男の言葉に、何度騙されたの)





視線を揺らすことも忘れ、詩織はゆっくりと椅子に引っ掛けていた右足を降ろした。





一瞬、濡れた気配を感じた。





遠くを見つめたまま、詩織は自分の淫らな割れ目に震える指を伸ばした。





そこは、しっとり濡れて、ぬめった涎を垂らしていた。



/91ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ