この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
曖昧なままに
第12章 波乱の再会
「がぁっ――!」

 鮮烈な衝撃――。顎先への一撃は、俺の脳を激しく揺らした。軽い脳震盪に苛まれ、目の前が薄らと霞む。壁に凭れてなければ、卒倒していたかもしれない。

 俺がその回復に時間を要してる間にも、愛美はその暴走を止めようとしなかった。

 俺のベルトに手をかけ留め金を外すと、ズボンから一気に引き抜き投げ捨てる。そして千切れそうな程に乱暴にボタンを外し、下着もろ共ズボンを膝まで擦り下ろしてしまった。

「よ……止せ……」

 深夜で人の目が無い場所であれ、下半身を晒された恥辱が意識を苛む。だが抗おうにも、何とか細い声を上げるので精一杯。俺は愛美の為すがままに、されようとしていた。

 愛美は大きく口を開くと――無防備と化した俺の股間を貪り始める。

 じゅっぱあっ――!

「う……ああ……」

 最初に襲った感覚は痛みを伴うまでの、強烈な吸い着きだった。

 俺は反射的に腰を引き、身体をくの字に曲げる。しかし愛美の頭がぐいっと押し寄せ、逃れることを許そうとしない。

 俺を含み尽くし、全てを吸い取らんばかりの勢いだ。

 ぐっちゅ――ぐちゅ――!

 口内から湧き出る芳醇な唾液。それが下品な音を鳴らし、呑み込まれた陰部に執拗に絡む。そして、愛美の頭が前後に揺れ始めると――

「だ……だめ……だっ……おお……あっ、うわっ……」

 朦朧とした意識の俺は、ベクトルの指し示す方向さえ見失い、それでも何処かへと突き進んでいた。

 愛美に咥え取られた陰茎は、いつの間にか膨張を果たしている。

 じゅぷ――じゅぷ――と、まるで憑りつかれた如き、機械的で永続的なストロークは続き。唇から溢れた唾液が、だらだらとの口元から顎に伝う。

 垂れ下がったその滴が、外灯の照らすアスファルトにポタリと落ちた――。  

「ま……なみ……」

 ようやく動いた俺の両手が、愛美の頭を掴む。だがその激しい前後動を、制するには至らない。愛美は髪を靡かせ、堅固なまでの口技に勤しむ。

 じゅぷ――くちゅり――りゅぷ。時に角度を変え、その頬を膨らませ。更に蠢く舌が、ぐるっと絡みつく。

 そうした感触に責められ――先に訪れたのは、俺の男としての限界の方であった。
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ