この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
曖昧なままに
第8章 相和する時
 俺に着地点を示した、奈央は――

「私も……また……」

「うん……」

 じっと互いの目を見つめ、俺たちは短い言葉で意思を疎通。

 それを経て――俺は一心に、その行為の仕上げのみを果たさんとする。

「ああっ……イッ……いい」

 奈央のくびれたウエストを掴み、俺は突き込む腰を加速させた――。

 その余波を受けた豊かな胸がプルンプルンと大きく揺れ、その頂点の乳首が円の軌跡を描いて回る――。

 その営みの中で、俺の怒張を咥え収縮する――奈央の坩堝。

 きゅうっ――とした締め付けが、その絶頂の兆しを物語っていた。

 俄かにそれを覚えて、俺は――

「ふっ!」

 ラストの一押しを――ズン――と奈央の芯に強く残す。


「あああっ、んんっ――」


 昇り始めた奈央を確かめ、俺は即座に自らをズッと引き抜く。その時点で残された時間は、あと数秒すらあるまい――。

 素早く奈央の身体を跨いで腰を沈めると、俺は二つのふくらみをガッと両手で掴み取った。


 そして――くっきりと際立つ谷間――そこに膨張を差し当て――弾力の狭間に挟みつける。


「ああっ! ……あ、いっく……う」


 その際に摘み上げた乳首の刺激が、奈央をピークへと押し上げて――。


「お、れもっ!」


 ゆるゆると柔らかな快楽に包まれ、俺の高潮が宙に飛び散って、イッた――。


 全てを終え――。


 はあ……はあ……はあ……。


 まだ息を荒くしたまま、俺が見下ろす視線の先には――放心する奈央の顔が。

 勢いのまま放った俺の白濁は、べっとりと大量に――

 奈央の綺麗な顔を、一直線に縦断していた。

    ※    ※

「ホラ、大丈夫ですよ」

「本当? やっぱ、不味いよ」

「ここまで来て、グズグズしない」

 そう言った奈央に手を引かれ、俺はソロリと露天へ出て行った。

 露天と言っても、当然ホテルの大浴場の露天風呂ではない。俺たちが来ているのは、いわゆる『貸し切り風呂』。それを目ざとく見つけた奈央により、強引に俺は連れて来られてしまっていたのだ。

 俺は警戒も顕わに、その周囲をキョロキョロと見渡す。一応仕切りの柵はあったが、何処からか見えないとも限らない。

 そんな俺に比べ、至って堂々と構える奈央。

「やん、髪の毛までカピカピ。誰かさんが、あんなに飛ばしたせいで」
/177ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ