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先生の彼女
第3章 河上宏介
結局門瀬さんにおすすめの本を聞かないまま(というか忘れていた)1日1日が過ぎていった
学校での用事が思いのほか早く終わり、
予定にはなかったが図書室に行くことにした
読書や映画鑑賞が趣味の俺には落ち着く場所
適当に本棚を見ていく
その時1人の女の子が目に入った
(門瀬さん)
俺はそこであのイラストのことやおすすめの本を聞くということを思い出し声をかけようとした
でも、夕日に照らされる彼女が、凄く綺麗で…
声が出なかった
向こうも俺の存在には気づいていないようで本に集中している
(邪魔しちゃ悪いか)
結局何もしないで図書室をでた
その時、自分の胸の音が高鳴っていたことに俺は気づかなかった