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第3章 河上宏介

授業が終わり、職員室へ戻る

(次は2組か)

次のクラスで授業を教える準備をする
その時、開けっ放しだったカバンに目が入る

(うわ開けっ放しだった)

閉めようとした時、ある物が目に入る

小説。彼女…門瀬さんが好きな
おそらく宮下はこのことを知らないし、教えてあげれば門瀬さんとの話題の一つにでもなるだろうと思った
でも何かが俺を止める

(まあ、またでいいか)

何が俺を止めたのか、そんなこと考えもせずにカバンを閉め職員室を出た