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先生の彼女
第4章 理性


もう夏休みは始まっていて、俺は仕事が休みの日に門瀬さんを自分の家に招待した
誰かに見られる訳にもいかないから、家以外どこにも行けないのが…門瀬さんには悪いなと思う

彼女が来るのは1時
時計は1時前を指している

俺は白のゆるいロンTに、黒のスウェットという完全な普段着で彼女を待っていた

ピンポーン

チャイムが鳴った

すぐに玄関の方に向かいドアをあける

ガチャ

「いらっしゃい」

笑顔で迎える

「お、お邪魔します…」

明らかに緊張した素振りでお辞儀する

「入って」

彼女を玄関に通す

「靴は適当に置いといていいよ」

靴を脱いだ彼女を確認すると

「こっち」

と背を向けてリビングへ案内する
彼女はサンダルで来ていたから後ろからペタペタと足音が聞こえる

いらっしゃいと、玄関の扉を開けた時から冷静さを保っていたけど俺の心の中は全然違う

(ワンピースかよ…!)

しかも凄く可愛い。可愛いすぎる。頭に花の飾りとかつけて凄く可愛い。

(急に緊張してきたかも)


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