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先生の彼女
第4章 理性


キスがこんな気持ちのいいものとは思わなかった
羊を捕まえる狼のように、何度も何度も追い求め続ける

さゆちゃんは俺が支えていなければイスから落ちたのではないかと思うくらい、体に力が入っていなかった

イスの上じゃ危ないと思い、彼女を立たせる
立ってというと返事はないながらもフラフラとたつ

壁。壁があれば、俺が支えられる
そこから一番近かった教室の後ろの壁で続きをしようと思った

続き…もし、最後までするにしてもイスの上でするよりはいいと思った

ふっと彼女を見る

少し乱れた髪と、ほんのり赤い頰、虚ろな目でやや下の方をぽーっと見つめている姿が、凄く色っぽかった

エロい…。心の奥で何かが波立つ

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