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先生の彼女
第1章 起


そこから夏休みも終わって、中間テストも終わって、
先生は大好きだけど苦手で嫌いな数学で欠点をとってしまって、
欠点者が集まる補習にいって、
先生が私だけ特別に個別で教えてあげると言ってくれて、
今、2人で教室にいる。

だけど、その時の先生はちょっと様子が変で、
一度呼んでもボーっとしてるのか、気づかないということが続いていた

今思うとその時だけじゃなくて授業中も何度かあった気がする

それで、私が気分でも悪いのかなと思って、
ひょいっと先生の顔を覗き込んだら、急に頭に手を回されてぐいっと引き寄せられた
驚く間も無く、私は先生にキスをされていた

慌てて唇を離す

「せんせい…!?」

離れた距離分また引き寄せられてキスをされる

ぬるっ

「!?」

な、なんか、入ってきた…!…舌…!

「んぅ…ふあ…」

へ、変な声でる…!

時々ほんの少し離れたりしてまた、この深いキスをする

息もできないほどの長いキス

「はぅ…せんせぇ…」

わたしがもう耐えられないと、軽く先生を押しても、
びくともしないどころか逆に深いキスになる

(せ、せんせえ…!)

ちゅ…ちゅく…

そこでようやく唇が離れる

「はあ…っさゆちゃん…立って…」

体に力の入らないわたしを立たせようとする

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