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一つの屋根の下
第2章 1→
朝ご飯を片付け、3人分のお茶を用意する。
「どうぞ…」
「叔母さんはすぐ帰るから良かったのに」
先に言ってほしいよ。それ…
そういいながらも一口お茶を啜り、話を切り出す。
「命ちゃん、高校生って言っても一人暮らしは心細いでしょう?」
「え…まぁ、はい。」
3人で暮らして居たこの家も1人では広すぎる。お母さんとお父さんの存在が大きかったことを実感していた。
「そこでね、命ちゃん、何かあったらいけないから、誠くんにこの家へ戻ってもらうことにしたのよ!」
へぇ……。
……!?
「それは…私とお兄さんで暮らすと…?」
「まぁ、そういうことね」
ぇ、ええぇえ!?