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一つの屋根の下
第2章 1→
一回しか会ったことない人と暮らすのは不安なんだが…

「誠くんの荷物は明日には届くから、じゃ叔母さんは帰るね」

そういって叔母さんは立ち上がる。
「ちょ、ま、待って下さい!」
「ん、なぁに?」
帰ろうとする叔母さんを引き止めるものの、混乱して何を聞けばいいか分からなくなってきた。

「なんでも…ないです」
「そう、じゃあまたね」
叔母さんはニコリと微笑んでリビングから出て行く。

パタンと玄関が閉まる音が微かに聞こえた。

2人きりの重たい空気にいずらくなる。

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