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第16章 35

「あっ…あっ……ハァハァ…ハァハァ」
声が出なくなり
呼吸が激しくなってしまう

彼は私の両足を大きく広げると
身体を起こし
激しく腰を動かした

「あっ…ハァハァ…お願いっ…
もうだめっ…」
私は意識を失ってしまいそうな感覚を覚え
大きな声で彼に伝える

「あぁ…ハァハァ…
美沙…ハァハァ…出すぞ…」
彼はそう言ってさらに激しく私を突くと
倒れこむようにして
私を抱き締めた

「ん…ハァハァ…」
熱い涙が溢れてこぼれた
まるで悲しい夢を見て目覚めたときのような
感覚…
なぜ泣いているのか分からず
その理由に後から気付く
不思議な感覚だ

悲しいわけでも
苦しいわけでもないのに
涙がポロポロと流れていた

彼はティッシュでそれを優しく拭うと
頬や額にキスをして
私を腕の中で優しく包んだ

「大丈夫か?」
彼が私を覗きこむ

「うん…悲しくないのにね
なんでだろ…」
私がそう言うと

彼は私の髪をそっとなぞるように撫で
穏やかな優しい笑顔で私を見つめる

私はそのまま眠りに落ちてしまった

目が覚めると彼も眠っていた
私の髪を掴んだまま
私の顔のすぐ隣で
寝息をたて穏やかな顔で眠っている

私は彼の顔を見つめながら
何に祈ればよいかも分からず
彼のその寝顔に
もっともっと
彼が私を好きになってくれますようにと
ずっと…ずっとこうしていられますようにと
心から願っていた

シャワーを浴び
メイクと髪を直してベッドに戻ると

彼が私をベッドに誘う

「美沙…潮吹いたのはじめてじゃないんだよ…」
彼が言う

「えっ…私今まで一度もないよ…」
私が驚いていると

「いや、何回かね…動かしてるときに
出てくるときがあったんだ
多分そうだろうな…って
それに美沙毎回終わるとトイレに行ってただろ?
そんな気がしてたんだけど
無理に出させるものじゃないし
自然の流れに任せようと思ってたんだけどさ…」
彼はそう言うと私の手を引き寄せ
いつものように指を絡める

ふと考えてみる
いつも彼と重なった後は
確かにそうだった

気持ち良さを引きずったままのせいか
トイレの際になんだか不思議な感覚を
感じていた…
今まで誰としても感じたことがない
不思議な感覚だった

ベッドにはバスタオルを彼が敷いてくれていた

「ほら…ちょっと見てごらん…」
彼がそれを捲る…





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