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第1章 はじめて
いつものように私の部屋でテレビを見ながら
くつろいでいると
彼が軽くキスをしてくる
そして何度もキスをして抱き合ったり
じゃれあったり
いつもはここまでだったけど
今日の私は覚悟していた
彼の首もとに抱きついてキスを何度かすると
舌を少し彼の口に出し入れしてみる
みるみる彼の息は荒くなって
無我夢中になって私の口の中を舌でかき回した
頭がぼーっとしてふんわりした気分になって
自然とジーンズの上からでも分かるくらい
熱くて硬くなった彼のあそこに触れていた
「もうしても大丈夫だから…」
彼に囁くと
黙ってうなずいて
私の首筋にキスをしながら
服の上から胸のふくらみを大きな手で優しく触った
さらに息を荒くした彼は
服をまくりあげブラのホックを両手ではずすと
左手で胸のふくらみを優しく包み
もう片方の胸の先端を舌で何度も刺激する
「あっ」
無意識に声が漏れていた
声を聞いた彼が一瞬止まって
さらに私の胸に舌を這わせる
頭がぼーっとして
喉の奥のほうが熱くなる
これが気持ち良いってことなんだ
はじめて知った
いつの間にか
彼の手は私の下半身に伸びていた
自分でも分かるほど
硬くなった胸の先端を舐められながら
パンティの上から指を押し当てるように触られると
「んっ、はぁぁぁ」
ため息のようなものと同時に声が出てしまう
その手がパンティの中に入って
私のあそこを直接指でなぞるようにされたとき
私は自分が濡れていることを知った
彼は自分の硬くなったあそこを
私の腿のあたりに痛いくらい押し付けながら
はぁはぁと息を荒くしている
「…入れて」
私は彼にキスをしてお願いしていた
私の中に先輩のときより大きくて硬い
ものが入ってくる
「んっ」
やっぱり少し痛かった
でも我慢できないほどではなかった
彼は何度か私にキスをしながら
激しく腰を振るとぴたっと動かなくなった
「いっちゃった」
恥ずかしそうに彼が言った
お互いがぎこちなくて手探りで
どれくらいの時間だったのかも
分からないくらいだった
私はこれがはじめてだったって思うことにしよう
と思っていた
それが一番良い方法だって思えた
でも私の中に蓋をしたはずのそれは
完全に蓋なんてされていなかったのだと
少したって気付くことになる