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第5章 救いの手

真美はハンドルを握りしめ前を見たまま
私に言った

「やめてよ~ドキドキするわ!
しかも男から逃げてまた男だし!
どんだけ波乱万丈すんのさ
って…したくなくてもするしかないか…
美紗はどんな風でも美紗だから
私はずっと美紗の友達だからさ」

私は

「ん、ありがとね…連絡は必ずするから」

真美とはずっと繋がっていたい
そう思った

高速を降りるとショッピングモールに向かい
お化粧品や下着や洋服を買った

Tバックを手にとる私に

「うそ!そんなのはくの?やだ~しかも高いし!」

真美が茶々を入れる

そうか…

私は付き合うのが年上の男の人や
お姉さん達が周りに多かったせいか
早いうちからTバックや派手な下着をつけるようになっていた

それが当たり前のことだと思っていた

買い物が終わり
二人でランチをすると龍の家に向かった

「ねぇ、美紗…本当に大丈夫?
その人に何かされたりしない?」

あまりにも真美が心配するので
龍に直接会ったら分かると思って
私は龍に真美を会わせることにした

私は海が大好きだった
地元の海も龍の住む街の海も

龍に途中で連絡をして
海辺の駐車場で待ち合わせた

「あれかいな…」
真美が不安そうに言う

怪しい黒塗りの高級車で現れた龍が
ニコニコ笑いながら駆け寄ってくる

「あれ?怖そうな人出て来るかと思ったけど
全然普通の人なんだ」

真美が言った

私が

「そうだよ、見た目は普通だけどね
全身刺青だぞ!」

と言って笑うと
真美が苦笑いしていた

海が目の前に広がるベンチに私を挟んで
二人が座る

真美が

「あの~…私は都内に一緒にって
私一応お嬢様ってやつだし親のすねかじりなので…
お金の心配はいらないって言ったんですけど…
美紗がここに来るって聞かなくて…
でも、心配で…」

龍は大きな声で笑って

「美紗こいつ面白いな!バカ正直の天然だ
そりゃお前の友達にもなるわ
お嬢様心配だってよ!どうする?」

私は龍に寮に入って仕事ができるところで
すぐにでも働きたいと頼んであった

そして万が一に備えて
彼から助けてもらえるように
龍のそばにいたいとお願いしていた

「実はさ…昨日夜中にそいつから電話来たんだよ
たぶん美紗が置いてきた携帯で
かたっぱしからかけてるぞ」


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