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第12章 蜘蛛の糸
「や、ちょっ!
待て!俺大丈夫だから!」
驚いた彼がオロオロした
「あのね…私ねプレゼント考えたの
だけどこれしか思いつかなくてね…」
手を止めたまま恥ずかしくてうつむいていると
「てゆうかそれどうしたの?
めちゃくちゃかわいい…し
エロいんだけど…似合ってるし…」
彼が私を上から下まで何度も見つめる
「ママがねクリスマス前後にお店で
コスプレしようってみんなで選んでたの
だから私はこれをね…
先に…」
言いかけたとき
彼が私を抱き締めた
「これはだめだよ
この格好はだめだ…
他の奴に見せたくない…
ただでさえ…いやなんでもない
俺…本当はやきもちやきなんだぞ…」
私はその言葉に驚く
「え?やきもち?
だっていつもポーカーフェイスで…
そんなやきもちなんて…」
「お前そういうとこ鈍感な…」
と彼が笑う
「と、とにかくね…
私決めたの…だからプレゼントもらって…」
私がうつむいたまま話すと
彼は
「俺さ…
本当にやばいよ…
お前の処女をもらっちまう気分…
違うって分かってるけどさ…
すごい嬉しくて…襲いかかりたいんだ
でも緊張してる…
俺こんなじゃないはずなのにな…」
彼が私の手を握りしめ
言った
「おおげさ!
大丈夫だよ
責任とってなんて言わないから…」
私が笑って言うと
「言っていいよ
俺はできる範囲のことは全部したいと
思ってるからさ…」
そう言って彼が私を抱き締めキスをした
一度顔を離しては
何度も私の顔を見る
「好きだよ…」
その言葉を聞いたとたん
身体の力が抜けてしまって彼に身を預けた
「うん…ありがとう…
私もね…好き…大好きなの…」
彼の顔を見上げると
そのままベットに優しく押し倒された
頬に
おでこに
唇に
彼がたくさんキスをくれる
そして首筋から胸元へ顔が近付いてくる
そっとワンピースの肩ひもを下ろすと
ブラジャーを外す…
私が恥ずかしくて手で覆うと
その手に
「どけて…」
と言うように彼が優しく何度もキスをする
そっと手を外すと
膨らみを大きな手で包む
私は恥ずかしくて彼にしがみつく
片方の胸を優しく揉みながら
もう片方の胸の膨らみを彼の舌先が這う
「んっ…」
くすぐったいような
気持ちがいいような感じがする
胸の先端に舌先が触れると
体がぴくんと反応してしまう…