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女は抱かれて刀になる
第1章 始まりは金曜日
「まあ、こういうプレイはこれから勉強するか。そんな経験のないうちから、あれこれ求めるのもハードだろうしな」
虎徹は和泉にのしかかると、後ろから剛直を侵入させていく。昨日とは違い、薄い壁を隔てた交わり。虎徹は少し寂しさを覚えるが、引き込み締め付ける和泉の腹は、それ以上の熱情を感じさせた。
「んっ、虎徹、ああっ!」
後ろからの突きに、和泉は揺さぶられ嬌声を上げる。許容を超えた快楽に震え逃れようとしても、拘束がそれを許さない。限界を超えてもなお、虎徹の溢れる熱を受け入れるしかなかった。
「やあっ、イク、ああああっ!」
何度も与えられる絶頂に、和泉は声が枯れるまで泣かされる。水音の響く饗宴は、いつしか思考を超えた本能だけを貪る交わりに変わる。最後には目隠しも紐も取り払い、虎徹自身を包むゴム以外二人を隔てるものは無くなっていた。
果てたその時、二人は今日出会ったばかりだとは思えないほどの一体感と充足を得ていた。そして宴の終わりには、昔からそうしていたかのように並んで眠る。興奮の心音だけでなく、静かな寝息も、二人は無意識のうちに共有していた。