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女は抱かれて刀になる
第4章 若紫
「うん……虎徹も、もっといいところ触って?」
和泉は自分の胸を虎徹の胸板に擦りつけ快感を得ながら、陰茎を握り直す。上下から与えられる泡と素肌の感触に気を良くした虎徹は、望み通り和泉の足の間へ指を潜らせた。
「あん……んっ」
陰核を擦られると、泡ではない粘着質の熱い蜜が溢れてくる。声も響き、さらに二人の気分を高める。駆け上る絶頂を、止める事など出来なかった。
「んんんっ!」
引きつる体と同時に、和泉の手に吐き出される雄の証。和泉は余韻に浸った後、熱い息を吐きながら虎徹に縋りついた。
「ね、まだ足りない……虎徹の、舐めていい?」
「じゃあちっと待ってろ、泡流さないと」
虎徹はシャワーで泡だらけの体を清めると、そのまま浴室の床へ寝転がる。古いが広さだけはある日本家屋。虎徹が寝ても、まだ余裕はあった。
「舐めてる間、ケツこっちに向けろよ。俺も舐めてやる」
「背中痛くない?」
「それでお前をしゃぶれるなら、痛みなんて安いもんだろ」
和泉は恐る恐る上に乗ると、下半身を虎徹の顔に向け陰茎を口に含む。