この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
女は抱かれて刀になる
第4章 若紫
途端に目を逸らした虎徹を見れば、それがやましい使い方のローションである事は明らか。和泉は口を尖らせると、ぽつりと呟いた。
「やっぱり、ちょん斬っちゃおっか」
「い、いや、使ったって言っても、昔々の話で、な?」
焦る虎徹を目にすると、和泉はまた笑う。すっかり元の調子に戻った小悪魔は、自身の胸をなぞり泡を両手に取ると、虎徹の宝刀を握った。
「ふふ、冗談だよ。でも、約束。今度、ローションプレイしよ? 虎徹が前にした時より、ずっとずーっと興奮させてあげるから」
挑発するように擦られながら語る和泉に、虎徹のものはすぐ興奮していく。
「今の時点ですでに、前回を越えてるんだが……」
「だから何? 今日は今日、今度は今度、いつだって一番に感じさせなきゃボクの気が済まないもん」
「ああ、もう……本当にお前は、予想外の事ばかり言いやがって」
仕置きだと言わんばかりに、虎徹は和泉の乳首をつねる。鈍い痛みは後から深い快楽を呼び、和泉の手を止めさせる。
「手、止めるな。一緒に気持ち良くならなきゃ、意味ないだろ」