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女は抱かれて刀になる
第4章 若紫
 
 途端に目を逸らした虎徹を見れば、それがやましい使い方のローションである事は明らか。和泉は口を尖らせると、ぽつりと呟いた。

「やっぱり、ちょん斬っちゃおっか」

「い、いや、使ったって言っても、昔々の話で、な?」

 焦る虎徹を目にすると、和泉はまた笑う。すっかり元の調子に戻った小悪魔は、自身の胸をなぞり泡を両手に取ると、虎徹の宝刀を握った。

「ふふ、冗談だよ。でも、約束。今度、ローションプレイしよ? 虎徹が前にした時より、ずっとずーっと興奮させてあげるから」

 挑発するように擦られながら語る和泉に、虎徹のものはすぐ興奮していく。

「今の時点ですでに、前回を越えてるんだが……」

「だから何? 今日は今日、今度は今度、いつだって一番に感じさせなきゃボクの気が済まないもん」

「ああ、もう……本当にお前は、予想外の事ばかり言いやがって」

 仕置きだと言わんばかりに、虎徹は和泉の乳首をつねる。鈍い痛みは後から深い快楽を呼び、和泉の手を止めさせる。

「手、止めるな。一緒に気持ち良くならなきゃ、意味ないだろ」
 
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