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深海のパンツァー
第9章 7*奇襲
***戦前***
天津帝国・内務卿・二川直行は艦隊司令部にいた。
天津帝国は内乱を経て統一された島国である。
かつては軍の最高指揮官は皇帝であった。重なる反乱と皇族の戦死を懸念し、今では皇帝に次ぐ実力者である公爵位たる内務卿が責任者である。
「ロージアからの宣戦布告はない。しかし、撃ってこないとも限らない。領海内に近づいたという名分で奇襲をかけようと思う」
この二川の言葉に政府も了承し、同盟国イヴァリスから供与されたジャスティス級の量産に成功した戦闘艦“正義”を大量に海域に投入した。
“正義”はジャスティス級とされるが、その性能はジャスティスには遠く及ぶものではない。
ただ、ジャスティスをもとに生産されただけの戦闘艦である。
しかしながら、ジャスティスは世界最強の戦闘艦である。真似であってもその火力に次ぐ戦闘艦は存在しない。
ユグドラシル大陸を南下するロージア陸軍とその支援をする艦隊の撃破作戦がはじまった。
艦隊といってもそのほとんどが補給艦であり、船団と称したほうがあう。
天津帝国・内務卿・二川直行は艦隊司令部にいた。
天津帝国は内乱を経て統一された島国である。
かつては軍の最高指揮官は皇帝であった。重なる反乱と皇族の戦死を懸念し、今では皇帝に次ぐ実力者である公爵位たる内務卿が責任者である。
「ロージアからの宣戦布告はない。しかし、撃ってこないとも限らない。領海内に近づいたという名分で奇襲をかけようと思う」
この二川の言葉に政府も了承し、同盟国イヴァリスから供与されたジャスティス級の量産に成功した戦闘艦“正義”を大量に海域に投入した。
“正義”はジャスティス級とされるが、その性能はジャスティスには遠く及ぶものではない。
ただ、ジャスティスをもとに生産されただけの戦闘艦である。
しかしながら、ジャスティスは世界最強の戦闘艦である。真似であってもその火力に次ぐ戦闘艦は存在しない。
ユグドラシル大陸を南下するロージア陸軍とその支援をする艦隊の撃破作戦がはじまった。
艦隊といってもそのほとんどが補給艦であり、船団と称したほうがあう。