この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
深海のパンツァー
第9章 7*奇襲
宣戦布告なしで奇襲されるロージア連邦の艦隊はなすすべなく沈没が相次ぐ。
さらにはジャスティス級の長距離射撃は正確に艦橋を破壊する。
白兵戦にも持ち込めない。
天津帝国は人間と妖魔の共存する国でもある。
空からは翼を持つ妖魔が偵察を兼ねて爆弾を落とし、離艦しても海中からも妖魔が襲ってくるのだ。
この戦闘により、レオンハルト家の長男は戦死する。
こうして、ロージア連邦国軍無敗神話が脆くも崩れたのである。
補給艦からの支援がなくなった陸軍は、遠い地で朽ちる他はなかった。
島国という海の盾を持つ天津帝国に連邦軍は進軍も敵わず、時だけが流れたのだ。
だが、年月が流れ天津帝国にも悲劇が始まる。
領海内を警戒していた“正義”が謎の沈没を遂げたのだ。
この事件で生還した水兵の話に帝国は驚愕したのである。
「突然、艦底が爆発し艦は沈没した。敵艦の姿はなかった」と
これは、有翼種たる妖魔も同じ発言であった。
「敵はいなかった」と。
海域全ての戦闘艦が撃沈されるという事件に天津海軍は畏怖し、こんな説が生まれた。
「海龍伝説」
さらにはジャスティス級の長距離射撃は正確に艦橋を破壊する。
白兵戦にも持ち込めない。
天津帝国は人間と妖魔の共存する国でもある。
空からは翼を持つ妖魔が偵察を兼ねて爆弾を落とし、離艦しても海中からも妖魔が襲ってくるのだ。
この戦闘により、レオンハルト家の長男は戦死する。
こうして、ロージア連邦国軍無敗神話が脆くも崩れたのである。
補給艦からの支援がなくなった陸軍は、遠い地で朽ちる他はなかった。
島国という海の盾を持つ天津帝国に連邦軍は進軍も敵わず、時だけが流れたのだ。
だが、年月が流れ天津帝国にも悲劇が始まる。
領海内を警戒していた“正義”が謎の沈没を遂げたのだ。
この事件で生還した水兵の話に帝国は驚愕したのである。
「突然、艦底が爆発し艦は沈没した。敵艦の姿はなかった」と
これは、有翼種たる妖魔も同じ発言であった。
「敵はいなかった」と。
海域全ての戦闘艦が撃沈されるという事件に天津海軍は畏怖し、こんな説が生まれた。
「海龍伝説」