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深海のパンツァー
第10章 8*深海のパンツァー
リヴァイアサンは補給と整備を行うため、定期的に補給母艦ユーベリック級3番艦『オアシス』と合流する。

オアシスはリヴァイアサン専用のドッグ艦である。
ここで整備補給を行う。

ローウェル重工の補給艦が再び、連邦軍に採用されたのだ。
これはジョルジュの父が完全に改修した補給艦である。

このオアシスもオアシス級として独立することが決まっている。
補給母艦ではく、その場合は自走工作艦という名称になるようだ。


ここでリヴァイアサンの搭乗員は束の間の休息を得るが、レオンハルト艦長とシグー機関長は整備の監督があるため休憩などない。

郵船の制服に身を包むグーンはオアシス内のバーでスコッチをあおった。
その片手にも航海簿が握り締められている。

「副長、よろしいですか?」

その隣にゲイツ対戦長が座る。

特務大尉に敬語で接する少佐。
珍しい光景だが、グーンは海軍の制服を着ていない。

「……どうぞ」

グーンは隣の席を指し示した。




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