この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
深海のパンツァー
第12章 10-相見えるリヴァイアサンとジャスティス改
***戦中***
レオンハルトは潜覗鏡から離れる。
「……またドラゴンナイトとハーピーの群れが飛んでいます」
そうグーン航海長に暗澹たる表情で語りかける。
ハーピーとは姑獲鳥のことだが、その2種は姿が似ているだけで同種ではない。
ロージアは寒冷地。
妖魔・モンスターの存在が少ないため、モンスターとの戦闘には国レベルで経験が浅い。
ロージアには対モンスターのマニュアルはないのだ。
「近くに戦闘艦がいる。恐らく奴らは海中にいる我々に気付いて偵察しているのでしょう。中継している艦を叩きたいところであるが……」
グーンも困った表情で答えるが、
「顔を見るとハーピーたちは交代しながら偵察しているのようですね」
「……長距離を飛んでいるのかもしれません。もしかしたら小型艇を用意し休憩を小まめに挟んでいる…」
『パールバレットがある』
伝通管からゲイツが答える。
「それは最悪な場合。パールバレットは夜間の浮上用……緊急の対空砲だ」
そう言ってレオンハルトは伝通管を戻す。
レオンハルトは潜覗鏡から離れる。
「……またドラゴンナイトとハーピーの群れが飛んでいます」
そうグーン航海長に暗澹たる表情で語りかける。
ハーピーとは姑獲鳥のことだが、その2種は姿が似ているだけで同種ではない。
ロージアは寒冷地。
妖魔・モンスターの存在が少ないため、モンスターとの戦闘には国レベルで経験が浅い。
ロージアには対モンスターのマニュアルはないのだ。
「近くに戦闘艦がいる。恐らく奴らは海中にいる我々に気付いて偵察しているのでしょう。中継している艦を叩きたいところであるが……」
グーンも困った表情で答えるが、
「顔を見るとハーピーたちは交代しながら偵察しているのようですね」
「……長距離を飛んでいるのかもしれません。もしかしたら小型艇を用意し休憩を小まめに挟んでいる…」
『パールバレットがある』
伝通管からゲイツが答える。
「それは最悪な場合。パールバレットは夜間の浮上用……緊急の対空砲だ」
そう言ってレオンハルトは伝通管を戻す。